メインコンテンツへ移動

飲食店の食品ロス管理:実践ガイドと記録シート

キッチンで捨てられるものはすべて、すでに代金を払ったものです。ロス管理とは、何が失われ、いくらの価値があり、なぜそうなったのかを記録し、改善につなげることです。複雑な仕組みは必要ありません。よく考えられたシート、習慣化、そして毎週のデータ確認で十分です。すぐに使えるテンプレートと記入例を紹介します。

01歩留まりロスと廃棄は別物

2つを分けて考えると役立ちます。歩留まりロスは、下ごしらえで避けられない損失です。魚の骨、玉ねぎの皮、ローストで肉が減る重量などで、これは料理の原価の一部としてレシピ原価表に入れます。廃棄は、捨てられてしまった避けられたはずのものです。期限切れや傷んだ食材、作りすぎ、ホールから戻ってきた料理、キッチンでのミスなど。ロス記録シートに書くのはこちらで、改善できるのはここだからです。

02ロスを記録する理由

記録しないものは忘れられます。記録があれば、どの食材が最も失われているか、どの時間帯に、どんな理由でかが分かり、金額も見えます。それをもとに、発注・仕込み量・盛り付け量を印象ではなくデータで調整できます。さらに、売れずに倉庫から出ていったものが分かれば、棚卸しの照合もずっと楽になります。

03記録シート:7つの列

1行が1件のロスです。日付、品目、数量、単位、原価、理由、対策。原価は数量×単位あたりの仕入れ価格です。理由は短く固定したリスト(傷み、期限切れ、作りすぎ、調理ミス、返品、ホールの食べ残し)から選び、後で集計できるようにします。対策は再発を防ぐための具体的な行動です。1週間の例は次のとおりです:

架空の価格を使った説明用の例(レタス0.80€/個、炊いたご飯0.80€/kg、生クリーム3.10€/L、牛ヒレ24.00€/kg、パン0.25€/個)。週合計:19.30€。
日付品目数量単位原価理由対策
月曜ロメインレタス3個2.40€傷み少量ずつ、より頻繁に発注する
火曜炊いたご飯1.5kg1.20€作りすぎランチの仕込み量を予約数に合わせる
水曜生クリーム1L3.10€期限切れ冷蔵庫のローテーションを確認:先入れ先出し
金曜牛ヒレ0.4kg9.60€調理ミス焼き加減の伝票への書き方をチームで確認する
土曜パン12個3.00€ホールの食べ残しパンは希望があった場合のみ提供する

04各ロスの原価の計算方法

生の食材は単位あたりの仕入れ価格を使います。24.00€/kgの牛ヒレ0.4kgなら0.4×24.00=9.60€です。ソース、付け合わせ、完成品などの調理済みのものは、レシピ原価を使います。ラザニア1人前の食材原価が3.00€で2人前を廃棄したら6.00€です。セント単位の正確さは必要ありません。お金がどこに消えているかが分かるよう、桁が合っていることが大切です。

05罰にならないように導入するには

シート(またはタブレット)は事務所ではなく、実際に廃棄する場所に置きます。記入は素早く:品目、数量、理由だけ。原価は後で埋めても構いません。目的は犯人探しではなく原因探しだと明確にしましょう。ミスを記録すると叱られるなら、チームは記録しなくなります。そして、各シフトの終わりなど決まったタイミングを設け、誰かが覚えておく必要がないようにします。

06毎週データをどう活かすか

週に一度、理由別・品目別に原価を合計し、上位を確認します。損失の大部分がそこに集中していることがよくあります。理由ごとに打ち手があります。傷みや期限切れは、発注量の見直しと冷蔵庫の適切なローテーションで。作りすぎは、予約と売上の見込みに合わせた仕込みで。ミスは、注文がキッチンに届く流れをチームで見直すことで。ホールの食べ残しは、盛り付け量や付け合わせの見直しで。翌週、その対策が効いたかを確認しましょう。

07Tablezioでのロス記録

Tablezioには在庫管理の中にロス記録があります。各記録には、品目、数量と単位、推定原価、カテゴリー(傷み、作りすぎ、食べ残し、仕込みロス、期限切れ、破損、その他)、理由、メモ、持ち場、日付が保存されます。在庫品目と紐づけると、その数量が在庫から差し引かれます。その後、カテゴリー別の原価、時間の経過に伴う推移、最も損失額の大きい品目を確認できます。Proプランに含まれています。

ロス管理は高度さではなく継続で成果が出ます。シンプルなシートをシフトごとに記入し、毎週見直すこと。数週間で、どの品目とどの理由のコストが大きいかが分かり、手を打てるようになります。

あなたのお店でTablezioを試す